Diggle開発者ブログ

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「UI」をテーマに座談会を実施しました

こんにちは、エンジニアの谷口です。 先日開発チーム内で「UI」をテーマにした社内座談会を開催しました。参加者はエンジニアリングマネージャー(EM)の北村さん、デザイナー(Des)の白﨑さん、エンジニア(Eng)の岸川さん、伊藤さん、そして私の5名です。

前回は「モデリング」をテーマに実施しましたが、今回のテーマは「生成AIの進展で開発やアプリケーションのあり方が色々と変わってきたけど、アプリケーションのUI(システムと人間のインタラクション全般)についてみんなどう考えているかな?」という疑問を基に選びました。

座談会は前回同様オンラインで、事前アンケートを基に、Figmaにメモを取りながら進めました

本記事では、これもまた前回同様、私が印象的だなと感じた部分を中心に、会の内容をかいつまんで紹介します。

これからのシステムと人間のインタラクション

事前アンケートでは「効果的だったUI改善の経験談」という割と具体的なトピックも用意していたのですが、これは人気がなく0票で、「これからのシステムと人間のインタラクションはどうなっていくと思う?」という用意していた中で一番抽象的なテーマを、参加者全員が選んでいたのが意外でした。

まずはコンピュータへの入力について、生成AIによって音声入力の活用の幅が広がったのでこれがもっと自然なものになるのではという予想や、それが進んでいくとキーボードによる文字入力の利便性が一周回って再評価されるのでは、などの話がありました。Diggleではリモートワーク主体なこともあってか、コーディングに音声入力を活用しているという話もしばしば耳にします。私自身は音声入力に照れのような感覚があったり、音声入力機能の起動のひと手間にハードルがあってなかなか馴染めていませんが、キーボード操作を減らせれば肩こり予防に効きそうで魅力的です。

少し話が変わり、UI自体のあり方について、職種に限らず「個人に最適化したUI」を共通して思い描いていたのが印象的でした。

伊藤(Eng): 生成AIがほぼ自分と似た思考のディープラーニングの網を作れるようになれば、その人が直感的に理解しやすいUIを勝手に組んで表示してくれるような世界を作れそうだなと思った覚えがありましたね。

白﨑(Des): AndroidのAdaptiveUIみたいなのがもっと本当に個人最適化していって、画面も全然見た目が変わっていく。個人最適化した部品の集まりみたいな感じになっていくのかなと。

私も潮流としてそれは感じつつも、業務アプリケーションが作られ利用される主なモチベーションは「データやプロセスの正規化(誰がいつやっても業務上担保したい制約が満たされた状態を保証する)」にあると考えているため、Diggleのような業務アプリケーションもその流れに本当に乗るのだろうか、というと少し懐疑的なところがありました。

また、岸川さんからは少し別角度の見解が出ていました。

岸川(Eng): 探したいものの引っかかりを思い出せないことは一定あるので、何か見ないと思い出すトリガーがない。そういう意味で、UIは入力というよりビューみたいな役割に結構特化していくんじゃないかと思っています。

私も単純CRUDの入力フォームはゆくゆくはなくなるという予想(あるいはなくなってほしい……という願望)を持っており、人間から出力されるあいまいな非正規データをもっと柔軟にシステムに入力できる(しかもシステム内で整合が取れている!)可能性を模索していきたいなと思っています。

業務アプリケーションの再現性と組織の責任

今回の座談会では私の「業務アプリケーションのUIの個人最適化」に対する懐疑に対しての、白﨑さんの以下の発言がもっとも印象的でした。

白﨑(Des): (レポートなどを)決まった形で見たいという期待も、何らかの社会的責任(株主への説明責任など)を果たすためだったりしますよね。もし業務で使うんであれば、組織における説明責任なり実行責任なり、負わなきゃいけない責任を果たせるアウトプットになっていれば、ある程度個人最適化は許容されるのかなと。

何がそんなに印象的だったかというと、自分が「業務アプリケーションの価値は再現性にある」と考えていることに唐突に気づかされたからです。「組織が負っている社会的責任を果たす」という部分にフォーカスして再考すれば、「同じプロセスを経て同じデータを登録すれば同じアウトプットが見える」という再現性を厳密に担保する部分を、もしかしたらもっと小さくできるのかもしれないと思いました。現状ではまだ具体的なイメージはできていませんが、可能性の広がりを感じています。

おわりに

最後に、参加者の感想をもって本記事の締めくくりとします。

白﨑(Des): 「デザインとエンジニアの境界線はどうなっていくと思う」ってトピックも、結局責任問題だと思っていて。AIの力によってどんどん垣根が取り払われていくけども、最終的には「私の責任です」って矢面に立って言えるかどうかみたいな話な気がするんですよね。

伊藤(Eng): デザインとエンジニアの境界線の部分はきちんとガードレールを作って、デザインの方が自信持って出せるような環境を整えていきたいなと思いました。

岸川(Eng): いろんな発散した話ができたのが結構面白かったです。UIの価値は変動するけど一定残りそうだと、皆さんと認識が似ていたなと思いました。境界線は曖昧というか、多分橋渡しはどんどん増えていくんじゃないかなと思います。

北村(EM): UIってお客さんの便利さのために作るものだと思うんですけど、よいUIは同時にお客さんの考えに影響を及ぼして成長を促すものだったりするのかなと思いました。

谷口(Eng): やっぱり生成AIの話題は外せないんだなっていうのは非常に思いました。UIが全部なくなるっていう話ではないんですけど、皆さんも結構同じような温度感で合っているのは、同じ組織にいるものとして非常に心強いと思いました。

このような開発組織のあり方や、技術的な課題解決に興味を持っていただけた方は、ぜひ一度カジュアル面談でお話ししませんか?職種を越えてフラットに対話ができる健全な土台がDiggleにはあります。ご連絡をお待ちしております!

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